オールカマー。 【オールカマー(G2)展望】ウインブライトVSレイデオロ! 中長距離G1路線を占う激アツの一戦!!

データ分析:産経賞オールカマー 今週の注目レース JRA

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コースが異なれば、これまでのデータもあまり参考にならないと考えるのが道理だ。 そんななか、数少ない例年と同じファクターと言えるのが、秋開催が始まって3週目に行なわれるという「開催時期」である。 つまり、前走でどのレースを使っていれば有利なのか、前走の時期はどのあたりがベストなのか、その前走でどのぐらいの着順を収めていればいいのか、といったデータであれば今年も参考にできるはずだ。 そこで、過去10年のデータから「ローテーション」に着目してオールカマーのレース傾向を調べてみたい。 データ分析にはとを利用した。 上から順に見ていくと、前走から「連闘」あるいは「中1週」の詰まった間隔ではまったく結果が出ていないことがわかる。 次いで、「中2週」「中3週」「中4週」「中4〜8週」「中9〜24週」は、ほぼ互角の好走率。 そして、「25週以上」では、10年1着のシンゲンこそいるものの、残りの7頭はすべて掲示板にも載っておらず、全体としては苦戦している。 まとめると、 連闘、中1週の詰まった間隔か、中 25 週以上の長い休み明け以外の出走間隔であれば、全体としては際立った有利不利はないと考えていいだろう。 一方、前走が条件戦だった馬の好走例はなく、前走がオープン特別だった馬の好走例も06年2着のコスモバルクのみ。 そして、同馬は地方所属馬なので、前走が重賞以外だった中央所属馬の好走例は、過去10年のオールカマーではなかったことになる。 今年の登録馬はすべて中央所属馬となっており、まずは前走で重賞に出走していた馬を重視したいところだ。 前走から中2〜8週で芝2200mのオールカマーに出走ということは、この表はサマー2000シリーズに参戦していた馬の成績と読み替えることも可能だろう。 ここで安定した成績を残しているのは前走G2出走馬。 ただし、このうち3勝は07年から09年にかけてオールカマー3連覇を達成したマツリダゴッホ1頭が稼いでいるので、見た目の数字より割引する必要があるかもしれない。 とはいえ、マツリダゴッホの成績を除外しても【1. 10】で勝率7. 1%、複勝率28. 6%と、それでも前走G3出走馬より好走率は高い。 前走から中2〜8週の間隔で出走してくる馬については、前走の格を素直に尊重したほうがいいかもしれない。 なお、この中2〜8週の前走G2出走馬に該当するのは、すべて前走で札幌記念に出走していた馬となっている。 こちらは、春競馬終了後に休養に入ってオールカマーが秋初戦となる馬、もしくは、サマー2000シリーズに本格参戦することなく早々に切り上げた馬の前走クラス別成績とも言い換えられる。 こちらで圧倒的に高い好走率を残しているのが、前走G1出走馬。 なかでも、前走宝塚記念出走馬に限ると【3. 2】と抜群の成績を残している。 出走間隔は多少開くが、同じ芝 2200 m戦で相手関係は楽になるだけに、前走宝塚記念というローテーションが有利になるのは当然かもしれない。 前走が札幌記念以外の前走G2組はすべてここに該当するが、該当6頭のうち好走例は3着に1頭だけ。 休み明けの前走G2組は、あまりいいローテーションとはならないようだ。 その一方で、前走G3出走馬の場合は、表3で見た中2〜8週の場合より高い好走率をマークしているので見逃せない。 つまり、 オールカマーの前走G3出走馬については、サマー 2000 シリーズを戦い抜いた組より、夏場に無理をしなかった組のほうがやや有利という傾向が出ているということだ。 さすがにレベルの高いG1だけあって、10着以下からでも巻き返した例はあり、前走着順だけで取捨するのは難しいようだ。 それでも、前走のG1で5着以内なら【3. 3】とさすがに好成績を収めている。 前走のG1で5着以内に入ったのに凡走した3頭の内訳は、3歳馬が2頭と、故障により1年3カ月ぶりの休み明け(中64週)となった08年のエイシンデピュティ。 つまり、 同年春のG1で5着以内に入り、中9〜 24 週の普通の休み明けで出走してきた4歳以上の古馬であれば信頼性は極めて高いとみていいだろう。 ここでの注目は、好走例が「前走5着」か「前走6〜9着」に集中していることだ。 前走1〜4着から好走したのは08年1着のマツリダゴッホしかおらず、前走10着以下の好走例は皆無となっている。 この組で中心となるのは、前走札幌記念出走馬。 つまり、 札幌記念であまり走りすぎず、かといって 10 着以下に大敗することもなく、ひとケタ着順には収まっていた馬を狙ってみたい。 これを見ると、 前走G3出走馬の場合は、5着以内に入っていたかどうかがひとつの分水嶺になっていることがわかる。 前走1〜5着なら【1. 14】で複勝率39. 1%、複勝回収率106%なのに対し、前走6着以下では【1. 28】で複勝率6. 7%、複勝回収率33%と大差になっているからだ。 なお、前走6着以下から好走した12年2着のダイワファルコンと13年1着のヴェルデグリーンには、いずれも中9週以上の休み明けという共通点があった。 つまり、 サマー 2000 シリーズに本格参戦して夏場も休みなく走った前走G3出走馬が、前走で6着以下に敗れているようだとお釣りが残っていない、と判断すべきなのかもしれない。 【結論】 最後にもう一度、ローテーションの観点からのオールカマーの好走条件をまとめておこう。 なにはともあれ大事なのが、前走で重賞に出走していることだった。 そのなかでも前走G1出走馬の場合は5着以内に入っていれば非常に堅実で、前走宝塚記念組が好成績を収めていた。 次に、前走G2出走馬で多くを占めるのが札幌記念組で、そこで5〜9着に入っていた馬の成績がよく、前走が札幌記念以外のG2で中9週以上の休み明けとなる馬にはやや不振傾向があった。 前走G3出走馬については、前走G2組とは逆に、休み明けの馬も意外と好成績で、前走6着以下から巻き返した例もある。 一方、休み明けにならない場合は前走で5着以内に入っておくことが重要だった。 このことを踏まえて、今年の登録馬22頭のなかからローテーション的に有力と思われる馬を探していきたい。 まず、5頭いる前走G1出走馬に好走率が非常に高い前走5着以内の馬は見当たらないが、好相性の宝塚記念以来となる フェイムゲームは見逃せないだろう。 その宝塚記念は6着も、3着馬との差はわずかに0秒1。 兄に06年のオールカマーを制したバランスオブゲームがいる血統からも、注目の1頭だ。 前走G2出走馬に該当するのは2頭いる。 人気を集めそうなのは前走の目黒記念を制したマイネルメダリストだが、前走G2組で相性の悪い中9週以上での出走となるのは気になるところ。 むしろ、ローテーション的には、前走の札幌記念で9着だった ナカヤマナイトのほうに注目してみたい。 近走着順は冴えないが、2年前の当レース勝ち馬でもある。 前走G3出走馬は、中8週以内の場合は前走5着以内が必須で、この条件を満たすのは前走小倉記念1着の サトノノブレス、前走新潟記念2着の クランモンタナの2頭。 また、前走G3出走馬の場合は、中9〜24週の休み明けとなる馬が意外な好成績を残しており、今年該当するのは マイネルラクリマ1頭のみ。 七夕賞3着のあとサマー2000シリーズには本格参戦せず、ここまで待機したローテーションが功を奏すかどうか、注目してみたい。

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会社概要

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ウインブライト(左)は最後まで軽快なフットワークで僚馬と併入 【オールカマー(日曜=22日、中山芝外2200メートル=1着馬に天皇賞・秋優先出走権)注目馬18日最終追い切り:美浦】ウインブライトは主戦・松岡を背に南ウッドで5ハロンから併せ馬。 折り合いを意識しつつマイネルセリオン(3歳1勝クラス)の3馬身後方から進み、4角で内に潜ると馬なりで併入。 鞍上は以下のように稽古の意図を説明した。 松岡騎手「先週に併せ馬でしっかりやった。 今週もやると良くなり過ぎちゃう。 香港カップまで段階を踏んで状態を上げていきたいから」 一方で畠山調教師は「八か八・五分くらいにきている」と上々の態勢を約束する。 通算5勝の中山巧者ながら外回りの2200メートルは初めて。 加えて過去の休み明けは〈1・0・0・2〉と死角はあるが、鞍上は期待を口にした。 松岡騎手「適性としてこの距離は長いが、超越しそうな気もする。 馬のレベルも上がって、過去の休み明けとは比べものにならない状態。 イメージを払拭できるように頑張りたい」.

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オールカマー2020特集

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今週は第64回 オールカマー(G2)が行われる。 レイデオロ、アルアイン、ゴールドアクター、ダンビュライト、ガンコ、エアアンセムなど豪華メンバーが揃った一戦だが、このオールカマーはその歴史を見ても、数あるJRAの重賞レースの中で特殊なレースと言えるだろう。 ここでそんなオールカマーの歴史について振り返ってみたいと思う。 かつてこのレースは、オールカマーの名前から想像できる通り、出走馬はJRA所属馬だけでなく、地方競馬所属馬を招待する「地方競馬招待競走」として行われてきた。 その後1995年に地方競馬招待競走は廃止となり、オールカマーに出走する地方馬は激減したが、「地方競馬招待競走」として行われた1986年から1994年には、数多くの地方馬と地方騎手が意地を見せ、ファンの想像を超える走りを見せることも少なくなかった。 例えば地方競馬所属馬として初めて勝利した1986年愛知競馬所属のジュサブロー。 そして1991年に大井競馬所属馬として優勝したジョージモナーク(1990年に2着の実績もある)。 ジュサブローはJRA所属馬ラウンドボウルを3馬身半突き放し、ジョージモナークはホワイトストーン、モガミチャンピオンといった実績馬に完勝している。 当時の地方競馬関係者にとって、オールカマーは下克上をアピールする絶好の場だったのだ。 さらにツインターボが勝った1993年は大井競馬所属のハシルショウグンがあのライスシャワーに先着して2着に好走している。 他にもトミシノポルンガ、ロジータ、ガルダンなど、オールド競馬ファンなら懐かしむ地方の強豪もこのオールカマーに出走してきた。 近年は招待レースではなくなったこと、そして地方交流重賞が増えたことで地方競馬の出走は激減。 さらに外国馬の出走も可能となったが、海外のビッグレースが控えるこの時期に日本に遠征してくる馬は皆無といってよく、寂しいことだが今後もJRA所属馬のみのレースとなろう。 オールカマーにおいて過去の優勝馬を語るときにまず名前が挙がるのが、1993年に衝撃の大逃げで勝者となったツインターボだろう。 このレースを見たことがないという競馬ファンは、ぜひレース動画を見ていただきたい。 今では見られないような「奇跡の大逃げ」を見ることができる。 同馬はデビュー戦から引退するまでのJRA全22戦、すべて逃げている、まさに典型的な逃げ馬。 410~420kg程度の小柄な馬だが、その逃げっぷりはまさに日本競馬史に残るもので、このオールカマーでも道中で後続に10馬身以上の大差を付ける逃げを見せ、最後まで脚が鈍らず5馬身差の圧勝だった。

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