設える 誂える。 「防止」と「予防」の違いとは?分かりやすく解釈

【誂える】の例文集・使い方辞典

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公開日: 2018. 20 更新日: 2018. 20 誂える(あつらえる)・設える(しつらえる)・拵える(こしらえる)の違い 「誂える」「設える」「拵える」という言葉をご存知でしょうか。 「着物を誂える」「部屋を設える」「話を拵える」といったように使います。 では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。 3つとも音の響きが似ていて、区別することが難しいですが、ひとつひとつ意味が異なります。 複雑な意味をイメージするかと思いますが、きちんと覚えておけばすぐにでも使うことができます。 そこで今回は「誂える」「設える」「拵える」の使い分けについて解説していきます。 適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう! 「誂える」の意味と使い方 「誂える」は< あつらえる>と読みます。 「誂」は音読みで「チョウ」、訓読みで「あつらえる、あつらえ」と読みます。 「誂」は「頼んで作らせること、ちょうせんすること」を意味します。 「誂える」の意味は「 自分の希望に合うように、作らせること」です。 種類・寸法・デザイン・価格などを全て示して、それを作ってもらうことを表します。 自分の希望に沿うように作らせる場合に「誂える」を使います。 例えば、「洋服を誂える」といった場合は、『素材はカシミヤで、ピンク色、サイズはMの洋服を作って』といったように、自分の好みに合ったものを作ってもらうために依頼することを意味します。 「誂える」を用いた表現で「 河童に塩を誂える」があります。 これは「河川に住んでいる河童に、海で取れた塩を頼むこと」から、「的外れの依頼をすること」を意味します。 また、「 誂え向き」という言葉があります。 これは「希望通り、要望通りであること」を表します。 「誂える」の類語には、「オーダーメイド」「特注」「頼む」「発注」「注文」などがあります。 例文 ・最近ファッションに興味が湧いてきたので、自分好みの洋服を誂えてみようと思う。 ・来月開催されるパーティーに間に合うように、そろそろドレスを誂えなくてはいけない。 ・このレストランは新鮮な食材を使って、料理を誂えてくれる。 ・来週はお客さんが遊びに来るので、おもてなしの品を誂えなくてはいけない。 ・成人式の振袖は誂えたものなので、着るのが今からとても楽しみだ。 ・礼服は誂えておかないと、いざ必要になったときに困ってしまうよ。 ・今日は釣りをするのに、お誂え向きの良い天気となった。 「設える」の意味と使い方 「設える」は< しつらえる>と読みます。 「設」は音読みで「セツ」、訓読みで「もうける、しつらえる」と読みます。 「設」は「置くこと、使うようにすること」を意味します。 「設える」の意味は、 ・ある目的のために、ものを部屋に備え付けること ・しっかりとものを配置して、部屋を綺麗にととのえること です。 ある目的のために建物や部屋などにものを置いたり、美しくするために飾り立てることを表します。 例えば、「庭に収納庫を設える」「部屋に本棚を設える」といったように使います。 これは「備え付ける」という意味で用いられています。 「部屋を設える」「北欧風に設える」といった場合は、「美しく飾りつける」という意味で使われています。 このように、「設える」は建物や部屋に対して使います。 「設える」の類語には、「飾り立てる」「装飾」「デコレーション」「備える」「設置」などがあります。 例文 「ものを部屋に備え付ける」という意味 ・父が趣味で集めているバイクが増えてきたので、庭にガレージを設える。 ・部屋にキャビネットを設えるだけでも、雰囲気が変わる。 ・娘が成長するにつれて、教科書や読む本が増えてきたから、本棚を子供部屋に設える。 「部屋を綺麗にととのえる」という意味 ・明日友達が泊まりに来るので、しっかりとお部屋を設えなくてはいけない。 ・その有名なホテルの部屋は外国風に設えているので、人気がある。 ・この家には和風に設えた部屋が一つあり、そこはお客さんが来たときに使っている。 「拵える」の意味と使い方 「拵える」は< こしらえる>と読みます。 「拵」は音読みで「ソン」、訓読みで「こしらえる、よる」と読みます。 「拵」は「作ること、生み出すこと」を意味します。 「拵える」の意味は、「 あれこれと手を加えて、自分が納得するものを作り上げること」です。 材料を足したり形を変えるなどと手を加えて、新しいものを作り出すことを表します。 大きく区別すれば「作り上げること」ですが、その中でも「ある目的のため資金を準備する」「身支度をする」「他人を騙すために、それらしい話を作る」「食事する」という意味で使うことができます。 「拵える」は 様々なことに対して、良い意味としても悪い意味としても使うことができます。 例えば、「昼食を拵える」は「昼食を作ること」でプラスな意味ですが、「愛人を拵える」は「愛人を作ること」でマイナスな意味となります。 「拵える」のくだけた言い方には「拵える(こさえる)」があります。 「拵える」の類語には、「仕上げる」「作る」「組み立てる」「形づくる」「設計する」などがあります。 例文 ・一生懸命頑張って拵えたものをボロクソに言われると、悲しくなる。 ・愛人を拵えたのか、いつも不機嫌な社長が最近やたらと機嫌が良い。 ・彼は多額の借金を拵えているようで、いつも誰かにお金を貸してくれるように頼んでいる。 ・面接に行くときは、しっかりと身なりを拵えておかなければいけない。 ・いらない物を売ってしまえば、家を建てるための資金を拵えることができる。 ・パンやおにぎりで良いのだから腹をしっかりと拵えておかないと、後でお腹が空く。 ・彼は都合の良い話を拵えて、多くの人からお金を騙し取っている。

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「誂える」:この漢字、自信を持って読めますか?【働く大人の漢字クイズvol.12】

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「防止」とは? 「防止」の意味と使い方について紹介します。 意味 「防止」は 「ぼうし」と読み、 「勢いのあるものがこれ以上発展したり、力を振るわない様にとどめること」という意味です。 使い方 「防止」は名詞で、文末には 「防止する・した」と使ったり、標語などで 「非行防止」など複合語として使います。 「防」は 「ふせぐ」とも読み、 「まもる」 「備える」 「土手」という意味があります。 「止」は 「とまる」とも読み、 「留まる・留める」 「とめる」 「差し止める」 「やめる」 「振る舞い」という意味です。 「防止」で、 「守る為に差し止める」という意味で使われます。 守る対象は、本人だけではなく周囲の人達も含まれ、 「犯罪」や 「違法行為」に使われる言葉です。 「予防」とは? 「予防」の意味と使い方について紹介します。 意味 「予防」は 「よぼう」と読み、 「悪い事態が起こらない様に前もって発生しない様に対策を立てること」という意味です。 使い方 「予防」は名詞で、文末に 「予防する・した」と使ったり、 「予防接種」 「予防医学」など、複合語として使います。 「予」は 「あらかじめ」と読み、 「前もって」 「かねて」 「ためらう」 「たのしむ」という意味があります。 「予防」で、 「あらかじめ差し止める」という意味で使われます。 良くない状態になることが想定される時に、医療は災害に関する内容に使われることが多い言葉です。 「防止」と「予防」の違い! 「防止」は、 「あることから人を守る為に差し止めること」です。 「予防」は、 「良くない状態になるのを差し止めること」です。 まとめ 「防止」と 「予防」は、差し止める対象が違います。 犯罪や危険に関することは 「防止」、医療や災害に関することは 「予防」と使い分けましょう。

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「拵える」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

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ところで、そんな真似をお店で自分がやらかそうものなら、即刻、馘になってしまうだろうな。 こんな仕事が自分に 誂 あつらえ向きかどうか、 他人様 さまにわかってたまるもんか。 もしも両親のことを考えて辛抱するのでなかったら、とっくの昔に暇をもらいたいと申し入れ、店主の前へまかり出て、心の底にわだかまっている思いのたけを洗いざらいぶちまけてやったことだろう。 … カフカ/中井正文訳『変身』 より引用• なぜならこの曲は特に彼女へ誂え向きにできているものと思えるからです。 声楽のポルタメントとはどんなものであるかをよく御存知のあなたには、彼女の歌を聞いていただいて、一番喜ばれると思います。 … モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』 より引用• すぐに出帆すれば、朝飯は下田の港で取ることができるかも知れない。 お 誂 あつらえの風だと重右衛門が思った時、すぐ 傍 かたわらを出て行く船があった。 重右衛門の心は定まった。 … 三浦綾子『海嶺(上)』 より引用• 津田は煙に巻かれたような顔をして、黒八丈の襟のかかった荒い竪縞の褞袍を見守もった。 それは自分の買った品でもなければ、 拵 こしらえてくれと 誂 あつらえた物でもなかった。 … 夏目漱石『明暗』 より引用• 靴なら、なんとかきり抜けられるだろう。 もし誰かにその靴のことを訊かれたら、特別誂えだとでもいうんだな。 … ハインライン『夏への扉』 より引用• 押が強くて執念深いのが箒売の特色である。 その中でも特別 誂 あつらえの奴と見えて、相手は二人と見ても 怯 ひるまなかった。 因縁を附けてイタブリにかかる気配であった。 … 夢野久作『近世快人伝』 より引用• だから洋食は食っていても、ほとんど洋食屋とは思われなかった。 風中は 誂 あつらえたビフテキが来ると、これは切り味じゃないかと言ったりした。 如丹はナイフの切れるのに、大いに敬意を表していた。 … 芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』 より引用• だから洋食は食っていても、ほとんど洋食屋とは思われなかった。 風中は 誂 あつらえたビフテキが来ると、これは切り 味 みじゃないかと云ったりした。 如丹はナイフの切れるのに、大いに敬意を表していた。 … 芥川竜之介『魚河岸』 より引用• 海外へも足を伸ばし、観客向けに自身の作品を誂えなければならなくなった。 やがて、女中は 誂 あつらえて置いた鳥の肉を大きな皿に入れて運んで来た。 紅くおこった火、熱した鉄鍋、沸き立つ脂などを中央にして、まだ明るいうちに姉弟は夕飯の箸を取った。 … 島崎藤村『家』 より引用• それでも三津子さんはやがて気がついたように百日紅の樹の蔭を離れました。 そうして、もう前から誂えてあったらしい二台の 人車 くるまを呼びました。 ここらの車夫は百姓の片手間なので、前から頼んで置かないと乗りはぐれることがあるそうです。 … 岡本綺堂『探偵夜話』 より引用• と下女に云附け、 誂 あつらえ物の来る内、何か 有物 ありものでちょいとお酒が出ました。 三遊亭円朝『松と藤芸妓の替紋』 より引用• 帳場の前を横切って食堂に這入ると、丁度客が一人もないので、給仕が二三人煖炉の前で話をしていたが、驚いたような様子をして散ってしまった。 その一人のヴェランダに近い 卓 テエブルの処まで附いて来たのに、食事を 誂 あつらえた。 酒はと問われて、大村は麦酒、純一はシトロンを命じた。 … 森鴎外『青年』 より引用• オットのようなよれよれの菜っ葉服を着ていれば、すぐに目立ったのだ。 混乱期でも、子供に制服を 誂 あつらえてやれる家庭は、厳然として残っていた。 一度失敗してから、オットは要領がよくなった。 … 泡坂妻夫『蔭桔梗』 より引用• 首を吊るにはお 誂 あつらえむきの 頑丈 がんじょうな鎖が天井からぶらさがっていたからね。 そこへ鼠がチョロチョロ出てきた。 … 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 上』 より引用• すき間風を防ぐためでもあるのだろう。 そのカーテンはその出窓に 誂 あつらえたかのようなちょうど良い長さだった。 うまい具合に拵えるものだ、と頭の隅で感心しながらも、私は奇妙なことに気が付いた。 … 恩田陸『ライオンハート』 より引用• 津野田が加藤にささやいたように、左織はお 誂 あつらえ向きの情報源であった。 あれは神戸の何某さん。 … 半村良『闇の中の黄金』 より引用• 私は真暗になるのを待っために腰を下して坐り、堅パンをたらふく食べた。 その夜は私の 目論 もくろみには万に一つという誂え向きの夜だった。 霧はその時は空をすっかり蔽うていた。 … スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』 より引用• 皮肉屋で酷薄な印象がする緑川に比べ、越前屋醒は、見た目は穏やかで如才ない口を利く四十二歳の男だ。 何んでも緑川が一風堂で刀剣を 誂 あつらえるようになってからの縁だという。 今では商売抜きで親しくつき合っているようだ。 … 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』 より引用• 什器や家具はなんでも新製品ずくめで、テレビもカラーが三台もおいてあって羨ましいかぎりです。 ここの主人はいつも舶来の布地で 誂 あつらえたりっぱな背広ばかり着ています。 私が着物ばかり着ているので、おもしろい対照だと町の評判です。 … 宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』 より引用•

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