グランド セイコー 60 周年。 2020年のグランドセイコーの新作時計からは、「60周年記念限定モデル」を選ぶ──広田雅将の極私的3本(GQ JAPAN)

ヘリテージコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル

グランド セイコー 60 周年

特殊な工作機械を駆使した立体的な格子状のダイヤルパターンで 「雫石高級時計工房からのぞむ白樺の森」を表現した120本限定の18KピンクゴールドモデルREF. SBGW263。 格子状に展開される美しいダイヤルパターンは、原版を忠実に再現する機械彫りの技法によって実現したもので、型打ちのダイヤルよりもシャープな印象を与える仕上げになっています。 この技法の特徴として、ダイヤルの5倍の直径を持つ原版を忠実に読み取り、わずかに振動させながらダイヤルの外側から中心に向かって直接刃物で彫り込んでいく工程があります。 その軌跡は1本のつながった線となり、独特な柔らかい光沢感とともに腕元を華やかに演出します。 -----グランドセイコー公式HPより グランドセイコー エレガンスコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル<18KPGモデル> REF. SBGW264の価格やスペックについて詳細をご紹介します! モデル エレガンスコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル<18KPGモデル> Elegance Collection 60th Anniversary Limited Edition 型番(Ref. 6mm ダイアル グリーン ムーブメント メカニカル 手巻 キャリバー9S64 駆動時間 最大巻上時約72時間 約3日間 持続 精度 静的精度:平均日差+5秒~-3秒 機能• シースルーバック• 石数 24石• 秒針停止機能• 裏ぶた「LIMITED EDITION」表記• 裏ぶたシリアルナンバー入り• 裏ぶた獅子の紋章つき•

次の

60周年の復刻版は限りなくファーストモデルに近い!──「エレガンスコレクション 初代グランドセイコーデザイン復刻モデル」

グランド セイコー 60 周年

グランドセイコー 誕生60周年を祝うキャリバー9SA5と9RA5がもたらす革新、その矜持 - HODINKEE Japan (ホディンキー 日本版) trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble 1960年、「世界に通用する高精度で高品質な国産最高級の腕時計」を目指し生まれたグランドセイコーは、今年60周年を迎えた。 「60」は、時計における秒針の1周期である。 2020年をブランドにとっての重要な節目と捉えたグランドセイコーから登場した2つの限定モデルには、それぞれブランドの次世代を担う革新的な新型ムーブメントが潜んでいる。 1つは「メカニカルハイビート 36000 80 Hours」(Cal. 9SA5)、もう1つが「スプリングドライブ 5 Days」(Cal. 9RA5)。 いずれも精度を向上させ、かつロングパワーリザーブをかなえて実用性も高める、新しいメカニズムが採用されている。 さらに基本構造も見直し、薄型化を実現。 結果、時計全体の重心が下げられ、装着感もより良好になった。 初代機の誕生以来、グランドセイコーは「正確さ」「美しさ」「見やすさ」を追求してきた。 これに60周年の今年、長時間駆動による「使いやすさ」と低重心による「着け心地」をも進化させ、高級時計としての新たなステージに至ったのだ。 ヘリテージコレクションの最新作「SLGH002」が搭載するCal. 9SA5は、既存のメカニカルハイビートムーブメントを大きく進化させた意欲作である。 まず調速を司るテンプには、フリースプラングを初採用。 さらにヒゲゼンマイは、約8万通りものシミュレーションから最適解を導き出した、これまた初の巻き上げヒゲとなっている。 これらにより優れた等時性を長期にわたって保持することが可能となった。 さらに革新的なのは、新開発の「デュアルインパルス脱進機」。 ゼンマイからの駆動力をアンクルを介してテンプへと伝えるのは、従来のスイスレバー式と同じだが、Cal. 9SA5はテンプの振り座に爪石を持ち、ガンギ車の長い歯先がこれを直接打って駆動することで、さらなる高効率化を実現したのだ。 Cal. 9SA5は、新時代の時を刻むにふさわしい。 画期的な新型ムーブメントが潜む「SLGH002」は、デザインでもグランドセイコーの新時代を感じさせる。 例えばベゼル。 サファイアクリスタルとの境に、既存にはなかった筋目仕上げの平面が追加され、凛とした佇まいを手に入れている。 さらにダイヤルに目を移せば、12時のインデックスは一層大きく形作られ、視認性を高めると同時により力強い印象となった。 時分針も長さだけでなく太さにもメリハリが付けられ、より見やすくなっている。 また太くなった時針の中央には縦溝が施され、植字インデックスの造作と共鳴しているようだ。 搭載するCal. 9SA5は、独自の水平輪列構造による薄型設計が特徴。 それを包むケースも薄くでき、装着感は高まり、またエレガントでもある。 グランドセイコーが追求する「見やすさ」と「美しさ」に、より磨きが掛かったといえる。 美しさと見やすさとが両立するグランドセイコーは、9つのデザイン要素によって構築されている。 「セイコースタイル」と呼ばれる、独自のデザイン言語だ。 これを遵守することで、どのモデルもひと目でグランドセイコーと分かる、アイコニックな外観が生まれる。 確立されたのは、1967年誕生の「44GS」。 「多面カットのインデックス」、「多面カットの太い時分針」など、いくつものディテールは初代から受け継がれている。 1998年に復活したメカニカルムーブメント搭載モデル「SBGR002」でも、セイコースタイルは貫かれ、「多面カットの太い時分針」や「他の2倍の幅を持つ12時インデックス」といった要素が盛り込まれている。 「鏡面研磨されたケース平面」は、美を織り成す重要な要素だ。 回転する金属盤に押し当て磨く、ザラツ研磨の職人技により、歪みのない鏡面がかなえられている。 「SLGH002」は、これらの要素を受け継ぎながら、前述のように再解釈がなされており、グランドセイコーの新たなスタイルを提示したのだ。 ダイバーズウォッチである「SLGA001」には、新開発の自動巻きスプリングドライブCal. 9RA5が潜む。 ゼンマイのほどける力を動力源としながら、水晶振動子とICとで精度を制御する独自のメカニズムは、温度変化や衝撃に強く、600m飽和潜水仕様のプロフェッショナルダイバーズに搭載するにふさわしいといえる。 新型Cal. 9RA5の一番の特徴は、「デュアルサイズバレル」というサイズが異なる2つの香箱を搭載することで実現された約120時間(約5日間)ものロングパワーリザーブだ。 これに連なるりゅうず用の手巻き輪列を、大きな1枚プレートで受ける「ワンピースセンターブリッジ」という構造により、頑強な設計となっている。 2つの香箱は、セイコーが得意とするマジックレバー式の自動巻き機構が高効率に巻き上げる。 元来厚みが必要な同機構も、その有り様を革新。 巻き上げ効率の兼ね合いから、ローターの中心にしか置けなかったマジックレバー車を、その軸をクランク構造にすることで、効率を下げることなくムーブメント中心からのオフセット化を可能とし、薄型化をかなえたのだ。 長時間駆動でも薄い新型スプリングドライブで、グランドセイコーはさらなる極地へとたどり着いた。 今回の2つの新キャリバーはいずれも革新的で、グランドセイコーのマニュファクチュールたる所以を見せつけられたものであるが、独自性という意味では世界で同社しか持ち得ないスプリングドライブの進歩は非常に興味深い。 その技術革新は上で述べたとおりだが、これの開発で苦心した点をセイコーエプソン(株)塩尻事業所の技術者に尋ねた。 「グランドセイコー初のスプリングドライブは、2004年に発表した約72時間のパワーリザーブをもつ自動巻きキャリバー9R65でした。 今回は、9R65で到達ができなかったサイズに挑戦したいという想いがあり、薄型化に取り組んだのです」 薄型化に最も貢献したのはマジックレバーのオフセット化で、Cal. 9R65比で0. 8mmも薄くなったというが、これは逆に厚みを増してしまう可能性もあったという。 「本来ムーブメントの中心に置かれることの多い巻き上げ用のマジックレバーですが、それをオフセットしたことで、一番伝え車の軸を太くする必要が生じました。 しかし、この軸をクランクさせたことでその問題は回避することができ、薄型化を達成しつつオフセット化にも成功。 ムーブメント自体の薄型化にも光明が見えたのです」 Cal. 9RA5には薄型化にとどまらない、ユーザーフレンドリーなチャレンジがまだある。 それは、約120時間のロングパワーリザーブで、Cal. 9R65の約72時間から大幅な向上となっている。 「ロングパワーリザーブを達成するためには、ツインバレルの採用が長い間アイデアとしてありました。 当初は他社がやっているような、香箱同士を直列でつなぐツインバレルを想定していましたが、同じサイズの香箱を搭載すると必ずデッドスペースが生まれ、効率的なレイアウトの実現は困難。 そこから、大きさの異なる"デュアルサイズバレル"構想が生まれ、厚みも材質も異なる2つの香箱・ゼンマイが誕生したのです」 SLGA001の外観は、プロフェッショナルダイバーズらしく、いかにも頑強で力強い。 しかしこれにも、セイコースタイルは継承されている。 ケースとベゼルとの「接線サイドライン」を大きな曲線としているのは、グランドセイコーのデザイン哲学からきている。 「鏡面研磨されたケース平面」も同様だが、それら平面をより強い傾斜でファセットカットすることで、屈強なシルエットが創出された。 多面体のフォルムは、ザラツ研磨によって歪みのないシャープな稜線が整えられ、グランドセイコーらしい品格のある輝きを手に入れている。 ケース厚は、600m防水としては異例の薄さである16mmを誇る。 これは薄型ムーブメントの恩恵であり、重心も低く装着感にも優れる。 4時位置リューズや針とインデックスのデザインは、ダイバーズウォッチとして伝統的なスタイルを採用。 そしてダイヤルカラーには、限定モデルならではのブランドを象徴する「グランドセイコーブルー」を用い、60周年の節目を寿いでいる。 SLGH002は、海外戦略を明確に意識したグランドセイコーだといえる。 セイコースタイルを引き継ぎながらも、よりはっきりとデザインされたインデックスや針など、ややスポーティな意匠が加えられた本機は、従来機より間違いなく手首で強く主張する。 これが現代のGSの姿なのだと、新たに手に取る層に訴えかけるようである。 着用感はその主張に比例せず、短くカーブしたラグ形状の恩恵で意外なほどに良好だ。 デザイン面ではクラシカルなGSと一線を画しているが、着け心地においては明らかにブランドが培ってきたノウハウが息づいている。 それは世界で100人しか享受できない、ブランドが歩む未知の地平への新たな一歩である。 未来から見たその足跡は、確実に貴重なものになるに違いない。 SLGA001は、現行のグランドセイコー スポーツコレクションでも屈指の600m防水を誇る堅牢性の高いモデル。 当初、新キャリバーである9RA5を、ケースバックから眺めることのできないダイバーズウォッチに搭載したことに正直疑問を抱いたが、グランドセイコーはこれによって、ブランドの中で最も屈強な時計ですらこの厚みで作れるという線引きをしたのだ、とその真意を想像した。 開発チームの平谷さんのお話を聞いて、その謎が解けた。 それは、新キャリバーがダイバーズウォッチにおいて必要な、時計の精度と耐衝撃性等を同時に担保していることを証明するためであったのだ。 さらに、ムーブメントの薄型化により時計の重心が下がったことで、腕への装着感も向上させたのだ。 屈強なダイバーズが日常的に違和感なく使える、そんな未来を見せてくれる1本である。

次の

グランドセイコー 誕生60周年を祝うキャリバー9SA5と9RA5がもたらす革新、その矜持

グランド セイコー 60 周年

価格は400万円、280万円、85万円。 2017年の復刻版は数量限定だったが、いずれもレギュラーモデルである。 詳しくはこちら(、、) 今や伝説となったグランドセイコーのファーストモデル。 テンワの大きな高精度機「クラウン」をベースに、部品の選定基準をさらに厳しくし、徹底的な調整を施した結果、その精度はスイスのクロノメーターに肩を並べた。 加えて金製のインデックスを採用し、ケースには極めて厚い金張りを施すなど、その外装もフラッグシップに相応しい出来映えをもっていた。 セイコーが高級時計づくりに本格的に乗り出したのは、このモデル以降と考えれば、同社が高級時計の祖と言うべきファーストモデルを、しばしば復刻したのは当然だろう。 いずれも完成度は高かったが、愛好家の評価が高いのは 2017年の復刻版だ。 見た目は 2011年の復刻版に似ているが、ケースサイズが拡大した結果、その造形はオリジナルのような丸みを帯びたのである。 直径が38mmに拡大した結果、風防に立体的なデュアルカーブサファイアガラスを採用できるようになった。 その結果、復刻版のデザインは、限りなくファーストモデルに近い。 とはいえ、ザラツ研磨で磨かれた歪みのないラグは、このモデルが最新の技術で作られたグランドセイコーであることを示している。 グランドセイコーのファーストモデルには、 2種類のケースが存在した。 ごく少数生産されたプラチナケースと、真鍮に 18Kイエローゴールドを張り込んだ金張りケースのふたつである。 これらは当時の日本製としては非常に高い完成度を誇っていたが、後のモデルのような高い防水性はなく、セイコーのお家芸となるザラツ研磨も採用していなかった。 こういった弱点を解消すべく、以降の復刻版は、高い防水性と、ザラツ研磨を多用し、歪みのない面をもつようになった。 そしてその完成度は、当然ながら、技術が進歩するほど高まる。 2017年の復刻版と、それを継承した 2020年モデルは、当時の意匠をもちながらも、歪みなく磨かれたケースが今のグランドセイコーであることを強調する。 また、かつて金張りだったケース素材を金無垢に改めることで、 SBGW258は、高級機に相応しい、しっとりした重みをもつようになった。 そのいっぽうで、ブリリアントハードチタンを採用した SBGW259は、今の実用時計らしく、オリジナルにはない軽さを実現している。 もちろんこのモデルも、ザラツ研磨で成型した、歪みのない堂々としたラグをもっている。 高級版のSBGW257は、インデックスが18Kゴールド製で、ロゴは彫り込み。 いっぽう、実用性を強調したSBGW259は、視認性を高めるべく筋目仕上げの針をもつ。 詳しくはこちら(、) グランドセイコーの特徴であるダイヤモンドカット仕上げの針とインデックス。 ダイヤモンドカットはスイスのメーカーも広く用いているが、精密さでグランドセイコーに及ぶメーカーはない。 ファーストモデルの針とインデックスも優れた仕上がりをもっていたが、 2020年度版のそれは、まったく歪みのない面と、手の切れそうなエッジを完全に両立している。 製法自体は 60年前に同じだが、ツールの進化やノウハウの蓄積が、完成度を劇的に高めたのである。 またプレスや切削の技術が高まったため、オリジナルに比べてロゴが明瞭に出るようになった。 つまりこの時計は、デザインこそファーストモデルに忠実だが、完成度の高さは、紛れもなく今のグランドセイコーなのである。 かつて、一部の愛好家のみに受け入れられてきたグランドセイコーの復刻版。 しかし、タイムレスなデザインと、薄くて腕馴染みに優れるケース、入念な仕立てと高精度なムーブメントの組み合わせは、良質な実用時計を探しているビジネスパーソンにこそ相応しい。 自動巻きであれば、という意見も聞くが、リュウズを巻く際の滑らかな感触は、時計好きならずとも楽しめるに違いない。

次の