松本 ほ がら か クリニック。 松本のAGA・発毛治療なら東京青山クリニック松本院へ

松本 昌久 院長の独自取材記事(まつもとクリニック)|ドクターズ・ファイル

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四ツ谷駅から徒歩1分。 外堀通りを渡ったオフィス街のビルの6階に「松本矯正歯科クリニック」はある。 明るく、冗談を交えながらインタビューに応じてくれたのは松本一彦院長。 「歯は一生ものですから」と語り、矯正歯科専門のクリニックとして、患者の将来を見据えた治療を提供している。 治療中、多くの患者がリラックスして眠ってしまうという同院。 緑と白を基調としたこだわりの癒やしの空間と、松本院長への信頼感、安心感が患者の心を解きほぐすのだろう。 学生時代には自身の勉強も兼ねて矯正治療を行ったという松本院長に、駆け出しの研修医時代の話、同じ矯正歯科の医師だった父への思いまで、じっくりと語ってもらった。 (取材日2016年12月27日) 四ツ谷という場所柄、以前は女性の成人矯正が多かったのが、だんだんと小児矯正の割合が増えて、今はお子さんのほうが多い印象ですね。 私自身、校医を務めているのですが、学校の検診で歯並びの項目が増えたことが、お子さんが増えた要因の1つかなと思います。 また患者さまは年単位で通院しますから、雰囲気づくりも大切です。 当院は1年前にこの場所に移転したのですが、お子さんが怖がらないよう、病院らしくない、美容院をイメージした空間づくりを意識しました。 私が話好きなので治療中もよくお話をさせていただくのですが、クリニックに来ていることを忘れてしまうくらい緊張感をほぐしてあげたいですね。 BGMを聴きながら、スヤスヤと眠ってしまう患者さまも珍しくないんですよ。 先生が治療を進める上で心がけていることを教えてください。 正しい噛み合わせを意識して、可能な限り健康な歯を抜かない「非抜歯矯正」を心がけています。 特にお子さんの場合、歯の土台部分に隙間をつくって余裕を持たせてあげる「顎誘導」という方法ができるので、非抜歯の確率は上がりますね。 また矯正治療は装置を口に入れるわけですから、どうしても違和感を感じてしまいます。 ですから患者さまには「この装置を使わないと、将来的にこうなる可能性がありますよ」と、その装置の必要性を説明して、十分納得してもらった上で治療することも心がけています。 矯正治療にもさまざまなバリエーションがありますが、治療期間の差こそあれ、どの方法でも治療は可能です。 きちんとお話をした上で、患者さまのご希望に沿った治療計画を立てていきます。 もちろん口腔内は痛みに敏感ですから、できるだけ痛みを感じさせないように一つ一つのケアに気を配るようにしています。 歯並びのことでご相談されるなら、できれば矯正歯科専門のクリニックにされることをお勧めします。 一般歯科のクリニックで矯正治療を受けて、途中で専門性が求められる治療が必要になることもありますし、装置のトラブルが起きた時、専門のクリニックならすぐに対応してもらえます。 矯正歯科の医師が非常勤で診療しているところもありますが、常勤ではありませんからトラブルが起きた時は一般歯科の先生に応急処置をしてもらうしかありません。 また矯正治療ではアフターフォロー期間といって、治療が完了した後、歯が後戻りしないようにする長期的な管理も必要ですが、一般歯科のクリニックではあまりされていないと思います。 こうした点を考えると、専門のクリニックでご相談されることが安心かと思います。 ただ、父のクリニックを訪ねたりしているうちに、歯科医師という職業が自分にとって身近になっていきました。 父は1970年に開業したのですが、当時は矯正治療を専門に行うクリニックはほとんどなかったそうですよ。 そんな中、姉が歯学部に進学し、講義や実習の話を聞くうちに興味が湧き、高校2年生の夏頃、自分の志す職業として意識するようになりました。 もし父に万が一のことがあったら、クリニックの患者さまたちはどうなってしまうんだろうとか思いを巡らせたりして、「父の代で終わらせることはできない」なんていう一人前の使命感みたいなものに目覚めて、歯学部に進むことを決めたんです。 僕自身も歯並びがよくなかったので、学生時代から勉強を兼ねて矯正治療を始めたんです。 痛くはなかったのですが、締め付けられているような独特の感覚はありましたね。 その時の感覚は今の治療にも役立っています。 大学卒業後は矯正治療を深く学ぶために大学病院に残ったのですが、実は私はとても不器用。 臨床に出る前に、必要な知識や技術を習得しなければならないのですが、歯の形状に合わせてワイヤーを手で曲げる「ワイヤーベンディング」は最大の難関でした。 3ヵ月ほど無我夢中で曲げ続けて、ふとしたタイミングでコツをつかむことができ、今では当時の友人から驚かれるほど器用に曲げられますよ(笑)。 入局して3年目くらいから、大学病院が休みの日に父の仕事も手伝うようになりました。 同じ矯正歯科医師になってから父の治療を見てみると、「そこは別の方法を使ったほうがいいのに」といった具合に、大学病院で学んだ最新技術とのギャップを感じることもあり、家に帰って夜遅くまで議論したこともありました。 今にして思えば生意気な息子ですが、父は新しい技術にも関心が高く、僕の指摘にじっと耳を傾けて納得しているような顔をしていたのを覚えています。 もっと父からいろいろ学びたかったのですが、大学病院に入局して5年目に父が他界してしまい、急きょクリニックを引き継ぐことになったんです。 私としては父が理事長で、私が院長というふうに、二人三脚でクリニックを運営していくことが理想でしたが、叶いませんでしたね。 患者の喜ぶ顔をもっと見続けていたいから 翌年の結婚式までに矯正治療をしたいという女性がいらっしゃったのですが、その方の状態を考えると、治療期間が明らかに足りません。 その患者さまの希望は、「とりあえず上の前歯が並んでいるように見せたい」とのこと。 そこで治療は結婚式の後から始めることにして、まずは結婚式までにこの状況を脱する案を考えることを提案しました。 そうして考えさせてもらって、結婚式の日だけ歯を盛り上げて、その上からイミテーションの仮歯をかぶせたんです。 その後、その方は熱心に通われて、治療が終わった時に「きれいになってうれしいです」とお礼の言葉をくださったので、私も「歯は一生ものなので、アフターフォローも大切ですよ」と言ったら、「先生に一生見てもらいますから」と言っていただいたんです。 その時はやはり感動しましたね。

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松本歯科クリニック (旭川市|歯科,小児歯科

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赤池駅から車で7分ほどの住宅街の一角にある「まつもとクリニック」。 デザイン性が高いクリニックの建物は、方向によって形が違って見えるよう設計されている。 また、患者が緊張しないような造りをめざしたという院内は明るく温かみがあり、とてもリラックスできる。 院長の松本昌久先生は、藤田保健衛生大学病院、栃木県の足利赤十字病院にて、消化器外科の医師として勤務。 開業にあたって、整形外科や内科の分野でも多くの経験を積んだ。 現在、特に胃・大腸の内視鏡検査に力を入れる松本先生。 「楽に検査を受けられるよういろいろと工夫していますので、安心してお越しください」と優しく語る。 終始朗らかで気さくな松本先生に、医師をめざしたきっかけや診療の際の心がけ、プライベートの過ごし方など幅広く聞いた。 (取材日2017年4月11日) 医師の家系ではないのですが、兄2人が医師と獣医師になりました。 私は3人兄弟の末っ子で、兄たちが一生懸命勉強する姿を見てはいたのですが、当初はあまり興味が湧かなかったんです。 それで、高校時代はサッカーに打ち込んでいました。 また、趣味が釣りで魚を扱うことが好きだったため、魚の養殖にも関心がありました。 水産学部に入りたいと思っていたほどです。 その頃、兄が「医師になるのはどうか」と勧めてくれまして。 医師である親戚が実家の近くで開業していましたので、診察の様子を見学するため、そこに連れて行かれたりもしました(笑)。 兄や親戚を通して、医療の魅力について聞くにつれ、医師をめざそうと決意するようになったんです。 開業までのご経歴についてもお聞かせください。 大学卒業後、藤田保健衛生大学病院で2年間研修医として勤務しました。 その頃は毎日忙しくて、とにかく無我夢中でしたね。 食道や胃、大腸などの消化器に興味があったこと、手術に伴うやりがいが得られることなどから、消化器外科を選びました。 研修後は栃木県の足利赤十字病院に2年間勤めました。 研修医の頃とは違い、一人前の医師として、病気の診断や治療方針の説明など多くの責任が委ねられます。 自分が担当した患者さんが治っていくのを見ることは大きな喜びでした。 医師として大きく成長できた期間だったのではないかと思います。 それから、再び大学病院に戻った後、名古屋市の山口病院や第一なるみ病院で、整形外科や内科などの診療経験も積み、2009年に開業しました。 その期間を通して、医師としての責任感が一層強まるのを感じました。 卒業してまだ3年目でしたが、自分で病気の診断を下し、治療しなければなりません。 「手術が必要だ」と思えば、自分から先輩に「手術をしたいので手伝ってください」とお願いする必要もありました。 また、私の一言で患者さんが一喜一憂されるということを、身をもって感じました。 同じことを伝えるにしても、こちらの話し方やその方の性格によっても反応は異なってきます。 患者さんに対する接し方に、それまで以上に気を配るようになりました。 当時は本当に多くのことを勉強しましたし、診療を通して学ばされることも多かったですね。 その頃学んだことが、ここでの診療にも生かされていると思います。 患者の負担に配慮した、胃・大腸内視鏡検査が特徴 これも勤務医時代に学んだことですが、患者さんが診察室に入って来られるときからよく観察するよう心がけています。 表情や歩き方で患者さんの状態がある程度わかるからです。 また、できる限り話を聞くようにも努めていますね。 まずは患者さんの訴えに十分耳を傾けて、その後補足的に質問し、さらに話してもらいます。 私のことを孫のように思って、いろいろと話してくださるご年配の方もいらっしゃいますよ。 私に伝えにくいことを看護師や受付スタッフに伝えてくださる方もいます。 なので、スタッフ全員が患者さんの情報を共有するようにも心がけています。 情報共有を兼ねて、食事に出かけることもあります。 近いうちにみんなで栄にある劇場へ公演を見に行く予定もあるんですよ(笑)。 クリニックの患者層についてお聞かせください。 一般的な内科も診療していますので、子どもからご年配の方まで幅広い年齢層の方が来院されます。 とはいえ、胃・大腸の内視鏡検査を受けに来られる方が比較的多いですね。 2016年の1年間で、約1200件の内視鏡検査を行いました。 主に40~50代の方が、「再検査が必要と言われた」、「胃の調子が悪いから」といった理由で検査に来られます。 また、慢性疾患の治療で通院されている60~70代の方が検査を受けられることもありますね。 インターネットからのご予約で遠方から来られる方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合、来院されている患者さんからの紹介で検査を受けに来られます。 おかげさまで、現在はかなり先まで予約が入っているような状況です。 昨年検査機器を新しいものに入れ替えました。 また、当院では、胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うコースも設けています。 患者さんの負担をできるだけ減らしたいからです。 同日に行えば、来院していただく回数が減り、食事制限も一度で済みますし、費用も少なくて済むんです。 検査の説明の際には、患者さんを安心させるよう努めるとともに、正直にお話しするようにも心がけていますね。 例えば、大腸がんの場合、早期に見つけても、まれにリンパ節に転移している可能性もあります。 そうしたリスクについて、詳細なデータを示して説明するよう努めています。 また、大学病院などに紹介する必要がある場合、スピーディーに対応するとともに通いやすい所を紹介するなど、ご希望に沿うようにも心がけています。 予約状況でかなり先までお受けできないのは心苦しいですが、私一人でやっていますので無理して行い何かあってはいけませんし、ご理解いただければと思います。 患者がリラックスして過ごせる空間づくりを心がける ここは見通しがいい場所ですので、見る人のイメージに残りやすい外観にしたかったんです。 当初の設計案では四角形の建物になる予定だったのですが、設計士さんにお願いして現在のデザインにしてもらいました。 方向によって見え方が異なり、三角形や四角形、円形に見えたりするんですよ。 院内は、患者さんがリラックスして過ごせるよう、全体的に木目調の内装にしました。 待合室もゆっくりできるような造りを心がけましたね。 問診票を書くためのカウンター席を設置したり、肘かけ付きのソファを置いたりしたのも、ゆったりと過ごしていただきたいからです。 また、内視鏡検査の前処置室には、リクライニングチェアも備えています。 全体的に患者さんが緊張しないような造りをめざしました。 プライベートはどのように過ごしておられますか? 以前はロードバイクであちこち回ってましたが、同期の友人に誘われてマラソンを始め、今はマラソンに打ち込んでいます。 年間15回ぐらいはマラソン大会に参加していて、近いうちに長野で行われる大会に出る予定もあります。 最近は、医療スタッフとしてボランティアで走る、ランニングドクターとして参加することが多いですね。 走りながら巡回し、具合が悪くなった方を診療するんです。 いろいろな大会に出させていただいていますよ。 マラソンは今後も続けていきたいですし、他のアウトドアスポーツもやりたいですね。 プライベートでリフレッシュすることが、仕事のモチベーションアップにもつながります。 内視鏡検査に不安をお持ちの方も多いことと思います。 しかし、病気の早期発見により命が助かることも多々ありますので、怖がらずに検査を受けてほしいですね。 早期の大腸がんであれば、開腹せずに内視鏡で切除できます。 当院では検査の際に麻酔を施しますので、目を覚まされるときにはもう検査は終わっています。 また、先ほどお話ししたように、胃と大腸の検査を同日に受けていただくことも可能です。 さらに、胃内視鏡の場合、仕事帰りに検査を受けられよう、平日18時まで行っています。 検査の前処置室や検査後ゆっくりと過ごしていただけるスペースも設けています。 楽に検査を受けられるよういろいろと工夫していますので、安心してお越しください。

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松本歯科クリニック (旭川市|歯科,小児歯科

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四ツ谷駅から徒歩1分。 外堀通りを渡ったオフィス街のビルの6階に「松本矯正歯科クリニック」はある。 明るく、冗談を交えながらインタビューに応じてくれたのは松本一彦院長。 「歯は一生ものですから」と語り、矯正歯科専門のクリニックとして、患者の将来を見据えた治療を提供している。 治療中、多くの患者がリラックスして眠ってしまうという同院。 緑と白を基調としたこだわりの癒やしの空間と、松本院長への信頼感、安心感が患者の心を解きほぐすのだろう。 学生時代には自身の勉強も兼ねて矯正治療を行ったという松本院長に、駆け出しの研修医時代の話、同じ矯正歯科の医師だった父への思いまで、じっくりと語ってもらった。 (取材日2016年12月27日) 四ツ谷という場所柄、以前は女性の成人矯正が多かったのが、だんだんと小児矯正の割合が増えて、今はお子さんのほうが多い印象ですね。 私自身、校医を務めているのですが、学校の検診で歯並びの項目が増えたことが、お子さんが増えた要因の1つかなと思います。 また患者さまは年単位で通院しますから、雰囲気づくりも大切です。 当院は1年前にこの場所に移転したのですが、お子さんが怖がらないよう、病院らしくない、美容院をイメージした空間づくりを意識しました。 私が話好きなので治療中もよくお話をさせていただくのですが、クリニックに来ていることを忘れてしまうくらい緊張感をほぐしてあげたいですね。 BGMを聴きながら、スヤスヤと眠ってしまう患者さまも珍しくないんですよ。 先生が治療を進める上で心がけていることを教えてください。 正しい噛み合わせを意識して、可能な限り健康な歯を抜かない「非抜歯矯正」を心がけています。 特にお子さんの場合、歯の土台部分に隙間をつくって余裕を持たせてあげる「顎誘導」という方法ができるので、非抜歯の確率は上がりますね。 また矯正治療は装置を口に入れるわけですから、どうしても違和感を感じてしまいます。 ですから患者さまには「この装置を使わないと、将来的にこうなる可能性がありますよ」と、その装置の必要性を説明して、十分納得してもらった上で治療することも心がけています。 矯正治療にもさまざまなバリエーションがありますが、治療期間の差こそあれ、どの方法でも治療は可能です。 きちんとお話をした上で、患者さまのご希望に沿った治療計画を立てていきます。 もちろん口腔内は痛みに敏感ですから、できるだけ痛みを感じさせないように一つ一つのケアに気を配るようにしています。 歯並びのことでご相談されるなら、できれば矯正歯科専門のクリニックにされることをお勧めします。 一般歯科のクリニックで矯正治療を受けて、途中で専門性が求められる治療が必要になることもありますし、装置のトラブルが起きた時、専門のクリニックならすぐに対応してもらえます。 矯正歯科の医師が非常勤で診療しているところもありますが、常勤ではありませんからトラブルが起きた時は一般歯科の先生に応急処置をしてもらうしかありません。 また矯正治療ではアフターフォロー期間といって、治療が完了した後、歯が後戻りしないようにする長期的な管理も必要ですが、一般歯科のクリニックではあまりされていないと思います。 こうした点を考えると、専門のクリニックでご相談されることが安心かと思います。 ただ、父のクリニックを訪ねたりしているうちに、歯科医師という職業が自分にとって身近になっていきました。 父は1970年に開業したのですが、当時は矯正治療を専門に行うクリニックはほとんどなかったそうですよ。 そんな中、姉が歯学部に進学し、講義や実習の話を聞くうちに興味が湧き、高校2年生の夏頃、自分の志す職業として意識するようになりました。 もし父に万が一のことがあったら、クリニックの患者さまたちはどうなってしまうんだろうとか思いを巡らせたりして、「父の代で終わらせることはできない」なんていう一人前の使命感みたいなものに目覚めて、歯学部に進むことを決めたんです。 僕自身も歯並びがよくなかったので、学生時代から勉強を兼ねて矯正治療を始めたんです。 痛くはなかったのですが、締め付けられているような独特の感覚はありましたね。 その時の感覚は今の治療にも役立っています。 大学卒業後は矯正治療を深く学ぶために大学病院に残ったのですが、実は私はとても不器用。 臨床に出る前に、必要な知識や技術を習得しなければならないのですが、歯の形状に合わせてワイヤーを手で曲げる「ワイヤーベンディング」は最大の難関でした。 3ヵ月ほど無我夢中で曲げ続けて、ふとしたタイミングでコツをつかむことができ、今では当時の友人から驚かれるほど器用に曲げられますよ(笑)。 入局して3年目くらいから、大学病院が休みの日に父の仕事も手伝うようになりました。 同じ矯正歯科医師になってから父の治療を見てみると、「そこは別の方法を使ったほうがいいのに」といった具合に、大学病院で学んだ最新技術とのギャップを感じることもあり、家に帰って夜遅くまで議論したこともありました。 今にして思えば生意気な息子ですが、父は新しい技術にも関心が高く、僕の指摘にじっと耳を傾けて納得しているような顔をしていたのを覚えています。 もっと父からいろいろ学びたかったのですが、大学病院に入局して5年目に父が他界してしまい、急きょクリニックを引き継ぐことになったんです。 私としては父が理事長で、私が院長というふうに、二人三脚でクリニックを運営していくことが理想でしたが、叶いませんでしたね。 患者の喜ぶ顔をもっと見続けていたいから 翌年の結婚式までに矯正治療をしたいという女性がいらっしゃったのですが、その方の状態を考えると、治療期間が明らかに足りません。 その患者さまの希望は、「とりあえず上の前歯が並んでいるように見せたい」とのこと。 そこで治療は結婚式の後から始めることにして、まずは結婚式までにこの状況を脱する案を考えることを提案しました。 そうして考えさせてもらって、結婚式の日だけ歯を盛り上げて、その上からイミテーションの仮歯をかぶせたんです。 その後、その方は熱心に通われて、治療が終わった時に「きれいになってうれしいです」とお礼の言葉をくださったので、私も「歯は一生ものなので、アフターフォローも大切ですよ」と言ったら、「先生に一生見てもらいますから」と言っていただいたんです。 その時はやはり感動しましたね。

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