大辞林。 大辞林

大辞林 第四版

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概要 [ ] 『広辞苑』が歴史的記述優先方式を採るのに対して、現代語義を優先して順に解説する現代語義優先方式に特徴がある。 初版 [ ] 、初版発行。 『広辞苑』に対抗して新しい辞典を出版する企画が持ち上がったのはであった。 第二版 [ ] 、第二版発行。 収録語数は約23万3千語。 これに新語を増補し、収録語数を約25万語として、「スーパー大辞林」 の名称で、やにも収録された。 また、やなどのを介して上で公開されるなど、さまざまなメディアで利用可能になっている。 他にも、三省堂WebDictionary では「e辞林」の名称で提供されている。 第三版 [ ] 、第三版発行。 収録語数は約23万8千語、総ページ数2,976ページ。 新たな試みとして、Webと紙媒体の融合した「デュアル大辞林」 を掲げて登場。 Web版では新語など、紙の辞書ではすぐに反映できないものも盛り込む。 にも提供されている。 この第三版を大幅に増補した「スーパー大辞林3. 0」も電子版として発行された。 7月、Web版「デュアル大辞林」が更新され、約26万5千語を収録。 増補分の新語には、いつ使われだした語なのか分かるように、を表示。 類語には、意味分類をしたツリー表示が施されている。 第四版 [ ] 、第四版発行。 収録語数は25万1千語、総ページ数は3,100ページだが、厚さは第三版より薄くなっている。 購入者特典として「ことまな大辞林」が無償ダウンロードできる。 改版履歴 [ ]• 1988年(昭和63年) - 初版発行• 1995年(平成7年)11月3日 - 第二版発行• 2006年(平成18年)10月27日 - 第三版発行• 2019年(令和元年)9月5日 - 第四版発行 ラインナップ [ ] 紙媒体 第二版では、並版[新装版]・机上版・三分冊 机上版があり、漢字引き・逆引き大辞林もに出版されている。 第三版では、いまのところ [ ]並版のみ。 個人名や会社名を入れられるサービスがある。 第三版では、紙媒体の辞書購入特典として、デュアル・ディクショナリー が発表された。 電子媒体 いくつかのやで利用できる。 三省堂WebDictionaryは、会員登録によって、スーパー大辞林を含め、外国語辞典なども利用可能となる。 やなどの電子辞書にも収録されている。 用のソフトAirDictionaryもリリースされた。 第二版は音声付きCD-ROM スーパー大辞林・コンサイスカタカナ語辞典 があり、第三版は株式会社電子辞典 から、に発売された。 のには最新辞書として『』とともに『大辞林』が標準装備されていた。 のにより、にも対応した。 また、より用の電子辞書として、『大辞林』が発売されている。 脚注・出典 [ ] [] 脚注• 三省堂. 2017年12月3日閲覧。 三省堂. 2019年7月20日閲覧。 「大国語辞典、意外な喜び」『』2003年10月11日付朝刊、23面。 三省堂. 2017年12月3日閲覧。 三省堂。。 紀伊國屋書店. 2019年7月2日閲覧。 株式会社電子辞典. 2010年2月22日時点の [ ]よりアーカイブ。 2010年2月22日閲覧。 関連項目 [ ]• (岩波書店の中型国語辞典)• (の中型国語辞典)• (辞典。 題名は『大辞林』のパロディである) 外部リンク [ ]•

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広辞苑と大辞林の違いは語釈 意味 の順番 広辞苑と大辞林の一番の違いは、語釈 意味 の順番です。 広辞苑は基本的に、古い時代から紹介しており、一番初めの広辞苑にある言葉は、今の広辞苑にもほとんど入っています。 また、古い時代の言葉の解釈から始まっているため、今の人にはわからないような言葉が最初の方に出てきます。 大辞林は、広辞苑を超えるものを作ろうということで生み出されました。 大辞林の語釈の順序は、最近の言葉から始まります。 現代というものにこだわっており、広辞苑に乗っていないような人物も載っている場合があります。 広辞苑は歴史を重視、大辞林は現代を重視しているということになります。 例えば、「挨拶」という言葉を広辞苑と大辞林で引いたとします。 すると、広辞苑の場合は 「禅家で師僧が門下の僧と問答してその悟道・知見の深浅を試みること」 というとても難しい文章が最初に出てくるのに対し、大辞林の場合、 「人と人があったとき、別れるときなどに交わす儀礼的な動作や言葉」 とあります。 用例でも、広辞苑の場合は古文で使われることが多いです。 そのほかの違いとしては、小さなものが多いです。 出版社は広辞苑の場合岩波書店、大辞林の場合は三省堂となっています。 収録語数は広辞苑のほうが大辞林より1万語も多く、25万語です。 そのためか、価格も広辞苑のほうが1000円ほど高くなっています。 広辞苑と大辞林、どっちのほうが良いの? では、広辞苑と大辞林の場合は、どちらの方が良いのでしょうか。 調べたい言葉のもともとの意味や語源などを知りたい場合は広辞苑がうってつけだといえます。 挨拶という言葉を調べてもとても難しく解釈されていたからです。 逆に、現代の言葉の解釈でわかりやすく知りたいという場合は、大辞林をおすすめします。 収録語数は広辞苑よりも少ないですが、値段を見ると大辞林の方が少し安いので、人によってはお得かもしれません。 ただし、広辞苑は言葉の順序が古い解釈のほうが早く出てくるというだけで、今の人でもわかりやすい表現は書かれていないという事ではありません。 語釈の順序をあまり考慮しないのであれば、もともとの意味を知ることができ、さらに収録語数の多い広辞苑をおすすめします。 さらに広辞苑は、1ページ1ページがとても薄いのです。 最新の第七版は第六版と比べて140ページも多くなりました。 しかし広辞苑自体の厚さは約8センチとほとんど変わりません。 広辞苑は用紙の質にもかなり重点を置いており、高度な印刷技術で1ページ1ページをしっかりとめくることができます。 数ページをまとめてめくることがほとんどないのです。 また、広辞苑第六版から紙一枚一枚にチタンを入れています。 なぜかというと、チタンを入れることで非常に薄い紙になったとしても強度が増し、さらに文字が透けないというメリットがあるからです。 チタンを入れる欠点としては、重量が大きくなるという事です。 しかし広辞苑自体頻繁に持ち運ぶものではないので、あまり気にならないかと思われます。 カテゴリー• 150• 136•

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驚きだった「エモい」 ちょっとした驚きだったのは「エモい」が載ったことです。 (画像は全て「辞書 by 物書堂」版から) 第2位に選ばれたことは知っていましたが、辞書に載るのは、新語を積極的に採用する「三省堂国語辞典」が先だと思っていました。 今年1月に出た「三省堂現代新国語辞典」にもありません。 おそらく、全ての書籍版国語辞典の中で「エモい」を入れた最初の辞書ということになると思います。 「今年の新語2016」の選評にはこうあります。 ただ、外来語が形容詞化することは大変少なく、1970年代末の「ナウい」、現在の「エロい」「グロい」ぐらいしか例がありません。 「エモい」は稀な例と言えます。 「エモい」は、感動・寂しさ・懐かしさなど、漠然としたいろいろな感情表現に使われます。 ちなみに「エロい」も大辞林第4版で採録されています。 この言葉は昨年1月発刊の「広辞苑」第7版で採用されていましたが、同辞書では「エモい」は選ばれていませんでした。 おそらく大辞林編集部では「エモい」「エロい」は単なる一過性の流行語ではないと判断したのでしょう。 さて、辞書が改訂されるとどういう新語が入ったかが話題になります。 出版社側もそれを宣伝の一環とします。 事実、三省堂の特設サイトでは「インスタ映え」「インフルエンサー」など、いかにも今多用されている新語が多く紹介されています。 ただ当方はそういう広報資料に頼らず、あくまでも個人的に気になっている語がいかに盛り込まれたか、3版との比較で調べてみました。 「エモい」もサイトを見る前に「まさか載せてはいないだろうな」と思いながら引いた語です。 令和ならでは「上皇后」 さて、探し出せた新語です。 「令和」の辞書をうたうだけあって、令和ならではの言葉「上皇后」をしっかり載せています。 「上皇」自体は当然、これまでの版にはありましたが、「上皇后」はありませんでした。 明確には書かれていませんが、「上皇后」という呼称がそれまでなかったことをうかがわせる記述です。 「上振れ」「下振れ」は「…する」 「上振れ」「下振れ」も新規採用語です。 経済関係記事などで頻出します。 「上振れる」「下振れる」という動詞も散見されますが、これは大辞林4版では採られていません。 「上振れする」「下振れする」にすべきでしょう。 しばしば見かけた「ユーフォニアム」 「ユーフォニアム」(ユーフォニウム)も登場しました。 京都アニメーション放火事件の関連で「響け!ユーフォニアム」という作品名が新聞でもしばしば取り上げられました。 ユーフォニアムは金管楽器の一つなのですが、あまり知られていなかったためか、これまで大辞林に採録されていませんでした。 発売時期から考えると事件の影響ではないことは明らかで、むしろこれまで入っていなかったのが吹奏楽関係者には不思議だったかもしれません。 政治家も使う「ちゃぶ台返し」 「ちゃぶ台返し」も収録されました。 政治家もよく使う慣用表現です。 「巨人の星」で星一徹がちゃぶ台をひっくり返すシーンが浮かびます。 が、それが発祥かどうかは書かれていません。 70代でも「妙齢」と言っていい? 次は言葉自体は従来の版でも載っていたけれど、新しい意味が加わったものです。 まず「妙齢」。 ええっ、70代でも妙齢といっていいのか?といささかびっくりしました。 もちろん、間違いでも特殊でもなく、「若い女性」から変質した使い方が相当程度の広がりあると判断されてこういう用例になったのでしょうが、これでは「妙齢」という言葉自体、誤解を招きかねないので避けるという選択がますます強まりそうです。 それより新聞社として気になるのは、「事業費38億円盛る」などの使い方です。 「盛り込む」の略として字数宣言が厳しい見出しでは以前から頻出するのですが、新しい大辞林にもいま一つ適合していません。 しっくりくる「冷水を浴びせる」 それから、これも新聞では多用されているのに3版まで比喩表現として掲げられていなかった「冷水を浴びせる」が入りました。 これまで「冷や水を浴びせる」はあったのに、音読みの「冷水を浴びせる」は載っていなかったのです。 実は私は以前、三省堂に「冷水を浴びせる」より「冷や水を浴びせる」の方が適切と判断しているということかと問い合わせたことがあります。 そうではないと返事がありました。 両方使えるということです。 今回入ったのは、たぶん私の問い合わせに対応してくれたわけではなく全体的な見直しの結果でしょうが、どちらも使えることが明示されたのはよかったと思います。 しかも「冷や水を浴びせる」の方は「『冷水(れいすい)を浴びせる』に同じ」というそっけない記述に。 個人的には「冷水を浴びせる」の方がしっくりくると思っていたので、我が意を得たりと思いました。 昔からあったかのような「気付き」 発刊されたばかりでまだあまり新しい部分を探せていませんが、とりあえず以上の気付きがありました。 そういえば、この「気付き」という名詞の用法は3版にありませんでしたが、4版ではどうなったでしょうか。 「気付く」とは別に立項し、「近年の用法」などという注釈も付けずに、昔からあったかのように澄ました顔で並んでいます。 こういう新顔の言葉の裏に、編集者たちの探究心や採否を巡る討論があったのだろうと想像を巡らせました。 【岩佐義樹】.

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